患者さんの「心に貯金」
小児歯科医・岡崎好秀先生を招いた勉強会に先日参加してきました。
「噛むことと健康」など、難しいことを面白く、わかりやすく解説した著書で知られる先生ですが、
その講演もまた面白く、聴く人を飽きさせないものでした
先生は語ります。
「歯医者で子供は泣くもの。
治療を終えた子供を泣かせたまま帰すことを、私は『(患者の)心に借金をして帰す』と表現します。
そしてその子は次回はもっと泣くようになり、借金が倍々にたまっていくと、やがて人間関係は築けなくなってしまいます
一方、子供を笑顔で帰す、つまり『心に貯金をして帰す』と、次に来たときは、もっとお利口さんになってくれる。
そういうことを大事に心掛けていると、将来その子たちはいつまでも通ってくれる患者さんになるのです。」
なるほど‥シンプルだけど深い
子供はもちろん、あらゆる患者さんとの関わり方にも通じる、本質的な話だと思いました。
私たちスタッフ一同、患者さんに晴れやかな笑顔で帰っていただけるよう、これからも誠意ある治療を続けていきます。
医療法人社団平和会添島歯科クリニック