足指と歯の関係って?
矯正医の添島えみです。
足指を伸ばし正しい姿勢を保つことで、噛み合わせを含む全身のゆがみを直す理論「ひろのばメソッド」の講習会、今回も湯浅慶朗先生から様々なことを学んできました。
ふだん何気なくやっているけれど、私たちは二本の足で立ち歩くという、実はとても複雑なことをしながら暮らしています。
そしてその土台となるのが足です。
ちょっと想像してみて下さい。
あなたが逆立ちをするとします。床についた手の指をまっすぐ広げて立つのと、指を閉じて曲がった状態で立つのと、果たしてどちらがバランスをとりやすいでしょうか?
本当の意味で足にちゃんと合った靴を履かないと、この大事な足指は様々な要因で変形していきます。
「外反母趾」などはよく聞きますよね。
これにより無意識のうちにバランスがとりづらくなっていきます。
土台である足がゆがんでいると、上にのっている体はどうにか釣り合いを取ろうと無理をします。
これが骨格のゆがみを生み、腰、肩などの痛みを起こす他、正しい噛み合わせさえもずれさせてしまうのです。
歯医者さんで「足育(そくいく)」なんて言葉が叫ばれるようになったのはまさにこのためで、足指を広げ伸ばすことで、全身の姿勢と共にあごの位置も正され、せっかく矯正した歯並びが後戻りするのを防いだり、顎関節症など様々な症状の予防、改善につながるのです。
1日10分の「ひろのば体操」の指導をはじめ、正しい靴の選びかたなど、当院でお話しできることはたくさん。
ご相談は随時受付中です。
歯科治療を入り口として、総合的な健康づくりに取り組んでみてはいかがでしょうか。