こどもの音感と語学センス
習い事って、色んなものがありますね
でもやっぱり、ピアノなどの「音楽」や、英会話などの「語学」は不動の人気です
ところで、一見全く別物に思えるこの二つ、実はとても深く関係しているのをご存知でしょうか?
音楽を習うと、発音などを聞き分ける耳もよくなる、というのは想像でわかります
ですが、それだけではありません
メルボルン大(オーストラリア)の研究によれば、音楽経験の豊かな人は、
・目にした単語のリストや短い言葉を覚える
・例外的なスペルの単語を正しく発音する
・文法の正誤判断をする
・複雑で長い文章を理解し、記憶する
などの語学習得能力が、音楽経験がない人よりも優れていた、といいます
また年齢やIQが同じでも、歌を習ったり、楽器を弾いたりしている子は
・(6~12歳)発音、語彙、文章理解力において
外国語を習得する能力が高い
・(6~9歳)文中に足りない単語を見つける等
文章を精読する力が優れている
・(8~9歳の男児)スペルミスが少ない
・(8~11歳)ボキャブラリーが多い
という風に、全般で他の子と差が見られた、というのです
さらにこの逆もあります
ユヴァスキュラ大(フィンランド)の研究では、英語のリスニングを鍛えた子が、なんと音楽の音色を識別する能力までアップしたそうです
複雑な音の脳内処理能力を育み、一生の知覚能力を上げる音楽
幼いうちから慣れ親しむ機会をもってみてはいかがでしょうか?
…ん?という事は、洋楽を外国人の先生に習うのが一番いい、って事?(笑)