お口の中の細菌は、一般的に500〜700種類もいるってご存知ですか?
「乳酸菌」のような善玉菌もいれば、歯周病を起こす「ジンジバリス菌」のような悪玉菌、そして抵抗力が落ちると悪さをする日和見菌もいます
腸と同じように、これらが菌のコロニーである「口腔内フローラ」を形成し、そのバランスは人それぞれ違います

最近の研究では、乳幼児のお口の細菌バランス形成が、両親の口腔細菌に深く影響を受けている、という結果が出ています
乳幼児は、生後わずか1週間で数十種類の細菌が認められ、その後徐々に増えていきます
親子では、他人と比較してこの細菌を共有する率がとても高いのです

これは、一緒に住んで親子のスキンシップがあれば、どうしても起こるもので、それが悪いとも言えません
まずはご両親が日頃からご自身のオーラルケアを行い、こどもちゃんが将来口腔疾患にかかるリスクを低くしてあげるのも、親としての愛情ではないでしょうか

医療法人社団平和会添島歯科クリニック