第四章 不安
不安やうつを治す上で、運動は治療薬と同じ効果

人は困難に立ち向かう際、緊張したり汗をかいたり、ひどい時には胃がキリキリしたりします
アメリカでは、実際にはその必要がないのに交感神経が警戒態勢を解かず、不安障害やパニックといった症状が出るほどになってしまう人が4,000万人もいるそうです
恐れや嫌悪感を感じて、それがさらに強いネガティブな反応を呼び込む悪循環を繰り返すと、体は硬直し、思考はまとまらず、自らをコントロールできなくなってしまいます

恐怖の記憶を消去する事はできませんが、代わりに、ポジティブな記憶を強く植えつけて、もう不安にかられる必要がないと感じるようにすれば、元の記憶は隅っこに追いやる事ができます

1 気をそらす:次のパニックを恐れるよりも別の事に集中できる

2 筋肉の緊張をほぐす:筋肉をほぐして緊張を解くと、不安も解ける

3 脳の資源を作る:脳を落ち着かせる神経伝達物質の分泌を増やす

4 別の結果がある事を教える:不安が原因ではなく、有酸素運動で交感神経を自分で活発化させるのは望ましい事だ、と体に教え込む

5 回路を作り替える:受け身で次の不安をただ待つ、という状態から開放されて、能動的に不安を回避する方法をとるようになる

6 立ち直りが早くなる:不安を把握できて、意識的に自分のための行動をとるようになる

7 自由になれる:外界から身を隠す必要がなくなる

私も、運動で自分の体や体調に自信がつけば、もっと積極的になれる気がします
運動を続けていきます!

医療法人社団平和会添島歯科クリニック