(前回の続き)第二章 学習
運動はどのように脳に働きかけ、活性化させているでしょうか?

脳内では至る所で信号がやり取りされており、この行き来が頻繁になればなるほど、ニューロン同士が強く結びついて、学習効果が現れます

これにはセロトニン、アドレナリン、それにドーパミンといった、聞き覚えのある神経伝達物質のほか、「BDNF(脳由来神経栄養因子)」というタンパク質が重要な役割を担っています
運動や、変化に富んだ環境により、これらの物質が活発に分泌されると、脳細胞が強く太く結びつく活動が促進されるのです

脳内のネットワークの結びつきを強固に広げていくには
①心血管系と脳を同時に酷使するスポーツ(例えばテニスなど)をする
あるいは
②有酸素運動でウォーミングアップした後に、技能を必要とする運動をする

運動で健康状態を保てば、学習も仕事も効率よくできることを私たちは知っています
机の上だけでなく、校庭で脳を育てる、という発想も大事ですね

医療法人社団平和会添島歯科クリニック